◆房のお向かいとの交流、弁護士に見せてもらった檄文に励まされた この拘置所編、語り出すと留置場編を越してしまいそうなので、エピソードを３つほど。 １つ目は、先に述べた瀬戸内寂聴さんから永田洋子さんに差し入れろれたどてらが、30年ぶりに入ったこと…

◆シラミに苦しみ、自衛隊のヘリコプターの騒音に怒り 肝心の拘置所暮しの話が後になってしまった。１日の日課は、６時半起床（土日休は７時）、点検、７時朝食、その後宅下げなど、12時昼食、その後願事など、13時仮就寝、17時夕食、点検、19時仮就寝、21時…

◆腰痛になってしまった それにしても、拘置所に入ってからは慣れないことばかりだった。まず、日用品・書籍の購入。何曜に願事（願箋）を出すと、それがいつ手元に来るのかちんぷんかんぷん。なのに、10月６日、２週間経って慣れてきたという理由で、拘置所…

◆立川拘置所の障害者差別、正当な要求は確信をもって通そう あっ、また昔話になっている。立川拘置所に戻ろう。手続きを済ませるとＡ棟の３階、41房にぶちこまれる。最初の刑務官（以下、職員）は、新入りで勝手もわからずおたおたしている私に対して威圧的…

◆３回目の拘置所 ７月30日に起訴されて２か月弱、９月22日、私は晴れて拘置所に移送された。前日、担当に言われて心の準備が出来なかったことと、このまま初公判が始まると思っていたので、いささか戸惑った。当日朝飯を食ってから護送車で重い本と衣類の詰…

獄飯。 この昼飯は何だ！！ たこ焼き１個と焼きそば数本は、コッペパンのおかずなのか？、それともデザートなのか？ チョコレートクリームとジャムと小麦粉、糖質しかない😢 朝飯の弁当箱には、何も入っていない、どこまでも自由な空間があった。

◆ 昔と今の留置場 2 ◆ 私の場合、7月16日に逮捕された後、18日に検事調べ、その19日に裁判官の勾留質問。当然10日間の勾留が決定され、接見禁止も付いており、弁護士しか面会できない。アクリル板越しだが、面会のたびに見せてもらった激励文には、本当に励…

◆ 19年ぶりの監獄生活 ◆ 留置場に入ったのは、実に19年ぶり。この年齢で決して誉められたものではないが、逮捕に至らない不送致2回を含めてこれで11回目だと、「犯罪歴照会結果報告書」により改めて知った。それでもまったく新入りのつもりで初めての朝を迎…

◆ 私は、7月16日「突然」逮捕」された ◆ 「ヨーゼフ・Ｋは、ある日突然逮捕された。何も悪いことをしていないのにも関わらずである」。 確かフランツ・カフカの「審判」は、このような文章から始まったと記憶している。私もまた「突然」逮捕された。 何も悪…