武蔵野五輪弾圧救援会

2021年7月16日に東京都武蔵野市で行なわれた五輪組織委員会主催の「聖火」セレモニーに抗議した黒岩さんが、『威力業務妨害』で不当逮捕・起訴され、139日も勾留された。2022年9月5日の東京地裁立川支部(裁判長・竹下雄)判決は、懲役1年、執行猶予3年、未決算入50日の重い判決を出した。即日控訴、私たちは無罪判決をめざして活動している。カンパ送先⇒郵便振替00150-8-66752(口座名:三多摩労働者法律センター)、 通信欄に「7・16救援カンパ」と明記

8・15反対行動への獄中連帯アピール「オリンピックと一体となった天皇制を許さない」

武蔵野署224号の獄中アピール【全文】

 私はオリンピックに抗議するために、それにむけた「儀式」である「聖火」セレモニーに対し爆竹を鳴らすというささやかな直接行動に打って出ました。
 新型コロナウイルスパンデミック状況の最中、世界中・日本中の反対を押し切って、命と生活を犠牲にするオリンピックはその開催を強行しました。
 私は7月16日、地元の多摩地域における最後の「聖火」セレモニーに対し、「威力」をもって「業務」を「妨害」したという罪で「威力業務妨害罪」にとわれ、武蔵野警察署に逮捕され、7月30日起訴されました。
 公訴事実のいう「セレモニー」の整理誘導ははたして「業務」なのか?そもそも「聖火」セレモニー自体、「業務」なのか?また「オリンピック」は「祭典」という「業務」なのか?
 その「業務」に天皇ナルヒトが7月23日、開会を宣言しました。国立競技場に入れる一部の特権階級や関係者、そして無観客でテレビをみている一般庶民にとって、ナルヒトは国家元首としてうつったことでしょう。
 戦後天皇制は、「現人神」から「象徴」へと変貌しましたが、支配・侵略の責任を何らとりませんでした。敗戦時12歳だったアキヒトにより「象徴」という「国体護持」がなされ、ナルヒトによってより貫徹されようとしていますが、その祖先の犯した戦争責任については何も語っていません。
 1964年東京オリンピックの際、ヒロヒトはぬけぬけと笑顔を振りまきました。そしてその57年後の2021年、二度目になる東京でのオリンピックもナルヒトによって開会を宣言されました。
 オリンピックの天皇出席は、「国体護持」という象徴天皇制の強化であることは明らかです。もはや日本におけるオリンピックは、天皇制抜きでは語れません。私たちは、オリンピックと一体となった天皇制を決して許さず、断固闘っていきたいと思います。ともに闘いましょう!
天皇制打倒!オリンピック粉砕!           
2021年8月15日 武蔵野署224号  連帯を込めて